1回目のキネジセラピーは、
- 赤ちゃんが出てくる仕組みについて
模型を用いながら - 妊婦さんの身体の変化について
図解を用いながら - 病院に行くタイミングについて
- 無痛分娩の麻酔ができるタイミングとその例について
でした。それぞれについて詳しく説明していきます☺*
1. 赤ちゃんが出てくる仕組みについて
まず骨盤や尾骶骨、恥骨の位置について模型を用いながら説明があります。実際に自分の身体でここだよ~と教えてくれるため分かりやすいです。
それから赤ちゃんの人形で、横になっている赤ちゃんが回りながら徐々に下に降り、最後はお母さんのおへそに背中を向ける形で、最後に顔を上げて出てきます。
赤ちゃんもこんなにがんばってるんだから、お母さんもがんばらなきゃね!と言われました^^
2. 妊婦さんの身体の変化について
妊娠していない状態では、子宮はもちろん小さいです。
妊娠すると、子宮は大きくなり、膀胱は下の方に追いやられて、胃も肝臓も圧迫され、腸は子宮の後ろへ。
▼再現図イメージ
トイレが近くなるのも、胃が圧迫されて気持ち悪くなったり食欲がなくなったりするのも改めて理解できました。
3. 病院に行くタイミングについて
普通、子宮口はこのように締まっています。
内診で「子宮口診ますねー」と言われるのも、ちゃんと締まっているかどうか、赤ちゃんがまだ出てこない状況かどうか診ています。
出産が近くなるとこのように子宮口が開いてきます。
トイレに行ったときに、普段子宮口を塞いでいる粘液(鼻水のような)が出ることがあるけど、それが出ても「病院には行かない!」と言われました。
あとは破水したら1時間以内に病院に行くこと。
4. 無痛分娩の麻酔ができるタイミングとその例について
ベルギーでは普通、無痛分娩となりますがその麻酔ができるタイミングは、子宮口が3cm~8cmのときだそうです。
ただ、場合によっては5cmでも麻酔がまだできない場合もあるとのこと。
例としていくつか挙げて説明してくれました。
出産は、下記3つを繰り返して赤ちゃんが出てきます。
薄くなる(子宮)・短くなる(子宮頸管)・開く(子宮口)
例えばこの場合。
子宮口が5cm開いているから「麻酔できる!」と思うかもしれないけど、まだ子宮が厚くて子宮頸管が長いため「まだ麻酔はできない」と言われる場合があるとのこと。
※加えて、赤ちゃんが降りて来すぎている(会陰に入っている)と完全に普通分娩となる場合もあります。
次に、子宮口は3cmの開きでも、子宮が薄くて子宮頸管が短くなっている場合。
5cmより開いていないけど「麻酔できます」と言われることもあります。
だから病院で、「なんで5cmなのに麻酔できないの~~!!」と思わないこと。
麻酔できる子宮口の開きの範囲(3cm~8cm)に入っていても、その他の条件によってまだ麻酔する段階ではない、あるいは麻酔できない(普通分娩にする)とお医者さんが判断することもあるということでした。
もし、自分が家でとっても我慢出来て、あるいは痛みに強い体質で、病院に到着したときに子宮口が9cmだった場合「麻酔しません」となり、普通分娩となります。
例えば「そんなに我慢せずに病院に行こう」とか、「6cmだけど麻酔ができないのはきっとまだ段階じゃないんだ」とか、これを理解している・していないでだいぶ落ち着いて当日を迎えられそうだと思いました。