【駐在妻】海外駐在妻の辛い悩みとその対処法まとめ

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仕事ができないから何をしたら良いかわからない、心許せる友達がいない、言語も出来ないしスリなどにも遭いそうで出歩くのが恐い、キラキラした生活をしている人と比べて落ち込む…

 

こういった悩みに対して、駐在妻歴3年の私が考える対処法を紹介します。

こんな方におすすめの記事です

・駐在妻がつらい、しんどいと思っている
・自分が思い描いていた生活と違う
・キラキラした生活をしている人と比べて落ち込んでしまう
・働けないから何をしたら良いのか分からない
そんな悩みを解決します。
 
読者さんへ前置きメッセージ
少し重い話になりますが…

この記事に辿り着いたということはきっと、現状辛いと思っている状況をどうにかしたい、何かヒントを見つけたいと考えている方が多いと思います。

何もすることがなくて、ただ過ぎていく日々に、自分の存在価値って何だろう…と思っている方もいるかもしれません。

でも、駐在妻ということは、駐在が決まった旦那さまに付いて来られたということですよね。ということは人生を共にすると誓った相手がいるということです。

自分のことが、言語ができなくて無能に思えても、友達がいなくても、子どもがいなくても。結婚して夫がいるんですよね。

その旦那さまはあなたを人生のパートナーとして選んだということです。大丈夫です、その時点であなたの存在価値はあります。

一緒に打開策を見つけていきましょう。

筆者はこんな人です

2019年7月から3年ほどベルギーで駐在妻をしています。
友達ゼロの状態で渡航し、2ヶ月程引きこもりでしたがその後良い友達に恵まれたり、やりたいことを見つけてからは充実した日々を送るようになりました。

留学やワーホリなら自然に現地の知り合いや友達もできるところですが、海外に来た時点で何かしらのコミュニティに属しているわけではない「駐在妻」ではそれはなかなか難しいです。

海外に住むことに憧れを抱いて、現地の友達たくさん作って、帰国のときには英語(やその他言語)ペラペラ〜♪と思っていたキラキラ生活とはかけ離れ…

そのギャップにだんだん心と身体が疲弊していく、という方も多いです。

この記事を読んで、自分に合っていて無理ない方法を見つけられたら幸いです☺*

海外駐在妻の辛い悩みとその対処法

では実際に海外駐在妻の悩みと、その対処法を書いていきます。

1.仕事ができないから何をしたら良いかわからない

日本で今まで働いていた方は特に、忙しくしていた毎日が一気に暇になるわけなので、何をしたら良いのか分からない方も多いと思います。

家でできることとしては、
・ドラマや映画を見る
・休日の旅行計画を立てる
・資格を取得する
・語学学習をする
のも良いと思います。
外に出れるのであれば、
・語学学校に行く
・友達を作って一緒に遊びに行く
のもアリです。

こちらの記事にて詳しく説明しています。

2.日本と比べて気軽に会えたり心許せる友達がいない

友達について、それはざっくり3通りあるかなと考えています。

2つは友達を作る方向、もう1つは作らない方向です。

友達を作る①言語を勉強して現地のコミュニティに入る

1つ目は、現地の方が多く通う語学学校に行って、言語を勉強して現地のコミュニティに入るということです。

語学学校に行くなら、同じ目標に向かって頑張っているので、「何のために勉強してるの?」とか最初会話もそこまで困らないと思います。

そのうちカフェやランチなどに行けるようになれば、友達ができた!と言えると思います。

語学学校に通わなくても、オンラインで言語を勉強して、それを基にいろんなイベントに参加して現地の友達を作るのもアリだと思います。

友達を作る②日本人コミュニティに入る

2つめは日本人コミュニティに入るということです。

その方法は、
・日本にいる間にSNSを通じて連絡する
・日本人が多く通う語学学校に行く
・子どもがいる方は学校や公園で一緒になった方に声を掛ける
・近所で出会った日本人に声を掛ける
・前任の方に繋いでもらう
・旦那さんの同じ会社の方の奥さまと会う
などいろいろあります。

現地に行ってから好スタートを切りたい方は、日本にいる間にSNSを通じて、自分が住む予定の地域に住む方に連絡しておくのが良いと思います。

「インスタグラム」

ベルギーの駐在妻の方であれば、私のインスタグラム(こちらから飛べます)のフォロワー欄を見ていただくと、他の方もまとめてフォローできるかと思います。

 

語学学校に行くのであれば、日本人が多い国・地域であれば、日本人が多く通う語学学校があるはずです。

そこに通ってみて、語学云々は置いておいて、友達をまず作って情報収集してみるのも良いです。

気の合う友達がいればそれで良いですし、いなくてもその友達に紹介してもらった友達と会ってみるなど、交流の輪を広げていく中で 気の合う友達が見つかればラッキー” 程度に考えておけば気が楽です。

友達を作らない:コミュニティに属さない

友達を作らず、現地コミュニティや日本人コミュニティに属さないのも全然アリです。

無理をしないのが一番です。

すごく仲良い友達を作れる可能性もありますが、日本での友達のような、本当の自分のことを知ってくれていたり、価値観が一緒だったりする友達を見つけようと思うと、なかなか難しいです。

いろんな方と会って、新しい方と知り合えたり会うこと自体が楽しい!というタイプだったら良いですが、なんだかわからない義務感のようなものから会っていると、そのうち会うことすら嫌になってしまいますよね。

そんなときは、一時期の友達より夫や家族の方が大事!と割り切って、友達作りより楽しいことを見つけてみてください。

駐在先での友達が出来なくても大丈夫です。生きていけます。

友達と話したくなったときは、日本にいる友達とたまにテレビ電話したりすると、自分にはこんな大切で気の置けない友達がいたんだ〜と、満たされると思います。

3.出歩くのが恐い、言語ができない

海外=治安悪いイメージで出歩くのが恐かったり、言語ができないから何か言われたらどうしよう…と考えたり。

便利な地域のアパートに住む

駐在妻にとって、住居がある地域がどこか、というのはとても重要です。

ベルギーで私の住んでいるところはとても便利な場所なので、徒歩3分で買い物に行けたり、徒歩3〜5分で地下鉄や路面電車やバスを利用できたりします。

15分歩かないと公共交通機関を使えない…などという場所の家だと、家から出るのが億劫になってしまっていたと思います。

アメリカなど、そもそも車社会の国の場合は次の項目の「運転の練習をしておく」になると思います。

運転の練習をしておく

駅が遠かったり、そもそも車を使わないと生活できない国や地域の場合は、運転の練習をしておくことをおすすめします。

運転免許証がない場合は、日本で運転免許証を取得しておきましょう。

車が運転できれば、家と目的地の往復だけなので、電車やバスの使い方に戸惑ったり緊張することもありません。

何より、行動範囲が増えるので自分で出来ることが増えたようで満足感、達成感もあります。

言語を勉強する

出歩くのが恐い場合はまずオンラインやテキストを使って独学で、言語を勉強してみましょう。

何を言っているか少しでも分かるようになれば、出歩くのが少し恐くなくなります。

日本人の友達から情報を得る(SNSでもOK)

SNSからでも良いので、同じ地域に住む日本人から情報を得た場所に行ってみましょう

どんな場所か分かっているだけでも、恐怖心は薄れると思います。

教えてくれた方にお願いして、一緒に行ってもらうのもアリですね。

無理に出歩かなくても家にいてもOK

外出すること=良いことというわけでもないので、自分の健康的に大丈夫であれば、家にいるのもアリです。

ずっと家にいるのは…と思ったら、近所を散歩して外の空気を吸うだけでも気分転換になると思います。

何度も書きますが、無理をしないことが一番です。

4.人と比べてしまい落ち込んでしまう

SNSで「大人になってこんなに仲良い友達が出来ると思わなかったよ、ありがとう〜」なんて書いている方を見たりすると、「なんで自分は…」なんて比べてしまって落ち込んだり。

大丈夫です、そんな方はごく少数です。

まずSNSをやっている方の人数自体、日本にいる女性の6割程度で全員ではないので、その中で駐在先でSNSを利用していて、かつそんな風に書く方はもっと一部です。

比較してしまって落ち込んでしまうときは、SNSから一旦離れてみましょう

人と比較しなくなると、自分が幸せなことに気付けると思います。

良く言うことですが、人は失って初めてその大切さに気付く生き物です。

そんなに大切でもない誰かの幸せそうな姿(偽りかもしれませんよ)に一喜一憂するより、目の前の幸せに目を向けてみましょう。

5.文化の違いを受け入れられない

こちらはいわゆるカルチャーショックです。

何十年も日本に住んできて、いきなり異国で数年暮らすとなれば、そりゃあカルチャーショックにもなります

海外移住が望んだものであっても、そうでなくても。

悩みがカルチャーショックだと分かったら、それを解消するために詳しく調べた方が良いですが、ここでは3点のみ紹介しておきます。

時間に任せて慣れるのを待つ

一番は、時間に任せて慣れるのを待つことです。

店員さんが機嫌悪そうに溜息ついてレジしているの見て、なんだかこっちが悪いことをしたのかな?言語ができないからかな?などいろいろ考えて疲れてしまったり。

本当はそんなことないんですけどね。その店員さんがゴキゲンナナメなだけです。

住居トラブル(多発します)があったときに、業者さんが時間通りに来ないなんてことも日常茶飯事です。

大丈夫です、1年も経てば慣れます。

要望・意見はハッキリ伝える

海外の方は、日本人に比べて文脈を読んだり、空気を読むことができない方がかなり多いので、何か要望があれば最後までハッキリ伝えることが大事です。

「できれば…」なんて言っても、「できれば(何)?」と言われておしまいです^^;

そして日本人は会話のときに黙りがちですが、黙っている時間があれば伝えましょう

何が分からないのか、どう思っているのか。

文法はぐちゃぐちゃでも良いのでとにかく伝えることが大事です。

言語を勉強する

やっぱりここに繋がってきてしまうのですが…

言語は文化と密接に繋がっているので、言語を少しでも学ぶと、文化が少し理解できるようになります

何より大事なこと

いろいろ書きましたが、一番大事なのはあなたと家族の心と身体の健康です。

無理かもと感じたらすぐに離れることです。帰国してしまいましょう。

合わなかったら離れる。それは人間関係でも環境でも、何に関しても言えることです。

それで元気で居られるのであれば、それが一番です。

海外の生活が自分の肌に合わなかったことに対して罪悪感や、挫折感を感じる必要はありません

何にでも、その人に合う合わないはあるんです。

日本がほっとして、居心地が良いのなら、そこがあなたの居場所です。

最後に

初めて海外生活する方で、最初から100%海外生活を楽しめる方はごく少数だと思います。

みんな何かしらの悩みや葛藤があって、今があります。

悩んでいる方が、少しでも辛い思考から脱出できる道標になったなら幸いです(*^_^*)

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